ドクダミの効用
こんにちは、新江戸川公園です。
庭園内のあちこちに、ドクダミの花が咲き始めました。
庭園にとっては雑草の扱いになりますので、早い時期に刈り取られてしまうのですが、よくよく観察すると、ハート形の葉っぱに映える十字型の白い花は、それなりに美しい……のではないでしょうか?
欧米ではハート形の葉が美しいので、グラウンドカバーとして公園などに植えられることもあるそうです。
……とはいっても、あの独特の臭いが好きな方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。
しかし、この臭いのもとになる成分には、細菌やカビの増殖を抑える作用があり、植物体を病原菌から守る働きをしています。
日常生活で、このドクダミを活用する方法の一つとして、虫刺されの痒み止めがあります。
庭先や林の中で蚊に刺されて、痒み止めの軟膏などを持ち合わせていない時には、周囲を見渡してドクダミがあれば、その葉っぱをよく揉んで、汁を痒いところに擦り付ければ、穏やかに痒みが薄らいでゆきます。
ただし、あの臭いはしっかりと付きますので、痒みがなくなったら水で洗い流しましょう。
よろしければお試しください。
ところで本日の「松聲閣」集会室は、昼夜ともに、多くのみなさまにご利用いただきました。いつもありがとうございます。
それではまた。