肥後細川庭園

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人生の大先輩

人生の大先輩2017年02月13日更新

こんにちは、新江戸川公園です。

この季節に珍しく、風もない暖かな午後に、賑やかなお客様がご来園になりました。

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近隣のデイサービスからのお客様です。
日本庭園を散策し、松聲閣の喫茶「椿」で、お抹茶とお菓子を楽しまれています。

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庭園の南口から松聲閣に向かう園路はバリアフリーになっているので、車椅子や杖を持たれるお客様も、安心してご利用いただけたそうです。

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なにはともあれ、皆さん楽しみにされていた、お抹茶です。
とても美味しそうに召し上がっておられます。

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いつものように、お菓子の「加勢以多」のご説明をさせたいただくと、チラシを見ながら、大変熱心に聞いていただきました。

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続いて、松聲閣の歴史についてご説明をさせていただきましたが、みなさん、人生の大先輩でいらっしゃるので、この地域の歴史に詳しい方ばかりで、それも半端ではありません。
いろいろとお教えいただき、誠にありがとうございました。
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そして、こちらで江戸地図をじっと眺めておられるお客様は、かつて細川護立侯爵とご交流がありました。

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この方は、少年時代に上野の東京国立博物館の写真室に勤務され、細川護立侯爵と何度もお会いすることがあったそうです。「護立侯爵は、すらりとした背の高い紳士で、自分のような小僧に対しても、いつも優しく声をかけていただける素敵な方でした」とのことです。

下の画像で見ておられる写真は、明治20年頃に撮影された松聲閣ですが、「写真中央に写っている少年が細川護立侯爵の少年時代と思われます……」とご説明すると、お顔の特徴などを確かめながら、懐かしそうにいつまでも眺めておられました。

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みなさん、喫茶「椿」が大変気に入られたようで、日本庭園の景色を眺めながら、デイサービスのスタッフの方とともに、楽しく賑やかなひとときを過ごしておられます。

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たっぷりとお楽しみいただき、玄関に設けられたスロープより、お帰りの準備です。

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松聲閣のスタッフも、お手伝いをさせていただいております。

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全員、準備が整ったところで、記念撮影をさせていただきました。
本日は、松聲閣の歴史とともに生きてこられた人生の大先輩のお客様でした。
お近くですので、また是非お越し下さい。

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それではまた!

春の雅なお客様2017年02月10日更新

こんにちは、新江戸川公園です。

前日の冷たい雨とはうって変わって、今朝はキリリとした青空となりました。
松聲閣前の紅白の梅も、青空に負けじと鮮やかな色を放っています。

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一方、庭園内でも、少しずつですが春の兆しを感じることができます。
こちらは滝の近くで見つけたスミレの花です。

 

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松聲閣の集会室では、暖かな和室で、本日のお客様「こゆるき会」様が、雅な日本の伝統文化を楽しんでおられました。 見学歓迎!とのありがたいお言葉をいただきましたので、ご紹介をさせていただきます。

 

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こちらは「耳香」という遊びです。

筒の中に小さなあずきを入れて振り、数を当てる遊びですが、作法が実に雅です。

聞き分ける豆の数は、3粒・5粒・7粒の3種類ですが、数の呼び方が、3は「三吉野」、5は「五月雨」、7は「七夕」と決められていて、試香(最初にそれぞれの数の入った筒を試しに振る)際に、 「み~よ~し~の~」とゆったり感あふれる声で数を告げる光景は、その場にいるだけで癒されます。

 

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こちらは当てた数を示すための札です。

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見ているだけでも嬉しくなる、美しいお道具ですね。

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香元による試香です。

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参加者による本香です。

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緊張感漂う、張りつめた空気が感じられますが……

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それは最初のうちだけです。
作法は細かいのですが、れっきとした遊びなので……

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すぐに和気藹々、笑顔がこぼれます。

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次にご紹介する遊びは、「貝合わせ」です。
平安時代の宮中で始まった遊びです。

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ハマグリの貝を使った神経衰弱のようなルールで、二枚貝は本来の組み合わせでなければぴったりと合わないので、裏返した貝のペアを探します。

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内側の図柄は、源氏物語や伊勢物語などの絵が主流ですが、本日ご利用の図柄は、「花貝合わせ」といって、すべて植物を題材にしています。

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こちらは実演中の風景です。

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本日はこのほかにも和歌を詠まれるなど、ゆったりとした一日を楽しんでおられました。

 
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気が付けば、午前中の青空がみぞれ交じりの雪に変わってしまいましたが、夕方には雨も上がりました。

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本日は、日本庭園の景色が美しい松聲閣の和室にぴったりのご利用をいただきました。
またご来館ください。

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 それではまた!

 
 
 
 

暖かな立春2017年02月04日更新

こんにちは、新江戸川公園です。

立春の文京区では、最高気温が12℃と、春の季節の始まりを感じさせる天候となりました。

ウメと雪吊り風景 (2)

 

松聲閣前の紅梅と白梅も、見頃を迎えています。

 

紅白の梅

 

庭園内の木々からは、賑やかな野鳥の鳴き声が聞こえてきます。
梅の木にはヒヨドリが花の蜜を吸いにやってきました。

 

ヒヨドリと梅 (2)

ヒヨドリと梅 (1)

 

更に見上げると、空には昼の月が。

 

ウメと月 (2)

 

撮影後に松聲閣に戻りますと、喫茶『椿』でお抹茶をお召し上がりのお客様より、懐紙に書かれた、素敵な俳句のプレゼントをいただきました。いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

吉房正隆氏の俳画 (2)

吉房正隆氏の俳画 (3)

 

松聲閣前の梅は、紅梅がピークを過ぎ、これからは白梅が花の数を増やしてきます。

 

白梅 (2)

 

2階の「山茶花」のお部屋からもお楽しみいただけますので、ぜひお越しください。

 

ウメと雪吊り2階から

 

それではまた!