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足立区・ベルモント市姉妹都市提携35周年記念展示のご案内

足立区・ベルモント市姉妹都市提携35周年記念展示のご案内2019年09月19日更新

皆様こんにちは!今日はヘッドラインニュースでご案内した、足立区・ベルモント市姉妹都市提携35周年記念 「オーストラリアと熱帯・亜熱帯の植物の展示と種子のふしぎ展」のイベントのご案内です。どんな内容かちょっと詳しくご案内いたします。

オーストラリアと熱帯・亜熱帯の植物の展示と── 種子のふしぎ展 ──

1.開催にあたって

足立区とオーストラリアのベルモント市は、1984年(昭和59)に姉妹都市提携の調印を交わしました。その後、学生使節団が毎年訪問しあうなどの交流を続け、1993年(平成5)にはここベルモント公園が開園しました。今年は姉妹都市となって35周年となります。

これを記念して、オーストラリアを中心とした熱帯・亜熱帯の植物と、あわせて世界の珍しい植物の種子(たね)を展示します。

世界最大の種子であるフタゴヤシや巨大な鞘(さや)をもつモダマのほか、海流に乗って世界の海を何千キロも旅をするココヤシ、グライダーのような翼を持って飛行するヒョウタンカズラ、動物に付着して遠くに運ばれるライオンゴロシなど、みずから移動できない植物の種子は、自然界の手法を合理的に使って子孫を増やしてきました。今回はそうした種子を展示します。また、実の中身を抜いてさまざまな家庭用器具として使われるソーセージノキ、象牙に代わる印材と期待されるゾウゲヤシなど、人間の利用との関わりも解説します。

ご来園の皆さま方がこの企画展を通じて、オーストラリアや熱帯・亜熱帯の植物を身近に感じ、永い地球の歴史の中で植物たちが獲得してきた「種子」という命をつなぐ智恵を、もう一度考えるきっかけとしていただければ幸いです。

2.開催日時:令和元年9月28日(土)~10月6日(日)

10時00分~16時30分

3.会 場:ベルモント公園陳列館

東武伊勢崎線梅島駅 徒歩5分(500m)

4.主催:一般財団法人公園財団 ベルモント公園事務所

共催:足立区

協力:一般財団法人沖縄美ら島財団

有限会社 エクゾティック プランツ

5.展示種子数

21科52種

6.種子の代表的展示種子

フタゴヤシ(ヤシ科)  世界最大の種子としてギネスブックにも掲載されています。 重さは20~30㎏にもなります。



 
 
 
 
 
 
 
ライオンゴロシ(ゴマ科)船のイカリの様な丈夫なトゲを持ち、ライオンが実を踏むと取れなくなり、口で取ると口に刺さり食事がとれなくなり餓死してしまい、この名前が着いたといわれています。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソーセイジノキ(ノウゼンカズラ科)アフリカ高原原産で 果実を乾燥すると果皮が硬くなり、中身を抜いてさまざまな家庭用器具として利用されています。

 
 
 
 
 
 
 
 
パラダイスナット(サガリバナ科)ブラジル原産の植物で、直径30cmもある果実は、熟すと蓋が取れ中から種子が出てくる。落下した果実を猿が見つけ、ふたを開け中のナッツを手一杯握りしめると手が取れなくなり、果実をぶら下げて歩き回ることからモンキーポット(猿のツボ)とも呼ばれています。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
7.オーストラリアや熱帯・亜熱帯植物の代表的展示品種

ススキノキ(グラスツリー)Xanthorrhoea sp. (オーストラリア原産)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ディクソニア・アンタルクティカ(タスマニアン・ツリー・ファーン) Dicksonia antarctica(オーストラリア原産)

 
 
 
 
 
 
 
 
ブラティセリウム・スペルブム(ビカクシダ) Platycerium superbum(オーストラリア原産)


コーストバンクシア Banksia integrifolia(オーストラリア原産)